予備試験と司法試験の違いとは何?難易度が高い試験はどっち?

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勉強している人

予備試験と司法試験の大きな違いは出題趣旨と採点実績の有無で、予備試験の場合には問題を解いて論点を確認すれば良いのですが、司法試験の場合には出題趣旨と採点実績を理解する必要があるのでこの点は十分に注意した方が良いです。

また問題文の長さにも違いがあり予備試験ではA4用紙1枚から2枚ほどだった問題文が、司法試験の場合には多い時で10ページを超える時もあります。

このように難易度の高い試験ほど出題趣旨が複雑で問題文も長くなるので、この点に関しては予めよく確認しておくことが大切です。

司法試験予備試験と司法試験の違いは?

傾く天秤

法曹(検察官・裁判官・弁護士)の仕事に就くためにはまず司法試験に合格しなければならないことはよく知られていますが、法務省ではこの試験とは別に「司法試験予備試験」と呼ばれるものも行われます。

2つの試験は、まず位置づけにおいて大きな違いがあります。司法試験は法曹を目指す者に必要な知識と応用力が備わっているかどうかを審査します。

合格者を司法修習生として採用するために行われるのに対し、予備試験は法科大学院修了者と同等の能力が備わっているかを判定し、合格者に司法試験の受験資格を与える試験です。

現行の制度では、本番の試験を受けるためには法科大学院の課程を修了することが原則となっていますが、やむを得ない理由があって法科大学院に入ることができなかった人で法曹への道をあきらめていない人のための措置として設けられているのが予備試験です。

出題形式はどちらの試験も同じであり、問題自体の難易度はさほど変わりません。しかし、先に述べた両試験の目的があり、集まる受験者の傾向は異なっています。

これは合格率の違いにもあらわれており、2018年度の最終合格率は本番の司法試験が29.1%なのに対し、予備試験は約3.9%と非常に低くなっています。

司法試験予備試験と司法試験はどちらが難易度が高い?

司法試験を受けるためには、法科大学院を修了すれば受験資格を得ることができますが、そうではない学部生にも受験資格が与えられるのが予備試験の目的です。

では、本番といえる司法試験と、予備試験では、どちらが難易度が高いのかというと、司法試験の合格者を見ていけばわかります。平成31年度について見ていくと、予備試験の合格率は3.9%しかありません。

一方で司法試験の合格率はどうかというと29.1%です。しかも、出身の法科大学院別に分けていくと、有名な法科大学院出身者を抑えて、予備試験合格者が最も合格者数が多いという結果が出ています。

これは単年度のことではなく、ほとんどの年度で予備試験合格者が最も多いです。この結果を見てみると、予備試験のほうが司法試験よりも難しいから合格率が高いということが言えます。

これは、試験の様式が似ているために予備試験の対策が、そのまま司法試験にも応用できるということや自分の好きな勉強法ができるといったことが理由として挙げられます。

もちろん、無条件で司法試験に合格しやすくなるというわけではありませんから、効率的な勉強ができるかが重要です。それを踏まえて、法科大学院に行くかどうかを考えたほうがいいでしょう。

司法試験予備試験と司法試験の合格率は?

法科大学院を修了した人たちと同等の学識を有しているかどうかを試験によって判別し、合格者には司法試験の受験資格を与えるために行われる国家試験である「司法試験予備試験」(通称、予備試験)の合格率は、4パーセントとなっています。

このような低い数字が導き出されるのはなぜかというと、予備試験では短答式試験、論文式試験、口述式試験のすべてに合格しなければ最終的な合格とされないからです。

3つ用意されている試験の中でもとくに短答式試験については、合格率は例年20パーセント程度となっており、参加者合計のうち8割の受験生がここで不合格とされてしまいます。次の段階である論文式試験においても、合格率はやはり例年20パーセント程度です。

最後に口述式試験の合格率に関しては例年95パーセントほどとなっているようなので、第二関門とも言える論文式試験まで何とか合格していくことさえできれば、ほぼ確実に合格できるという状態となります。

そして、これら全てのデータをまとめると、予備試験の最終合格率ははじめに述べた4パーセントとなるわけです。一方、司法試験の合格率は近年のデータで24パーセント前後で、合格者の多くが予備試験に合格している人たちであるというデータが出ています。

司法試験予備試験を受ける男女比はどれくらい?

司法試験は、弁護士や裁判官そして検察官などの職に就くことができるものとなっています。もちろんこれらの職は男性も女性もいますが、女性よりも男性の方が多くなってます。

それは、司法試験予備試験の最終合格者が男性の方が多くなっているからです。この司法試験予備試験を受ける男女比は、圧倒的に男性の方が多くなっています。

それに伴って合格率も男女比を考えますと男性の方が女性よりも4倍ほど高くなってます。2018年度の司法試験予備試験の最終合格者は男性が352人であり女性は81人となっています。比率で見てみますと、全者は81.29%後者が18.71%となってます。

最終合格者は全者の方が8割を占めていることはデータからも分かります。これは例年通りになっています。つまり、司法試験予備試験では受験者は圧倒的に男性の方が多くなっていて最終合格者もそれに伴って高くなっているわけです。

このデータから、男性の方が女性よりも司法試験予備試験には有利だと考える方もいらっしゃいますがそうではありません。

単純に受験者の数が女性よりも多いことから、必然的に男性の方が多くなっているに過ぎません。仮に司法試験予備試験の受験者が女性の方が多ければ、逆のことが言えます。

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